月末になると、基幹システムからCSVを出力して、Excelでフォーマットを整えて、必要な項目だけ抜き出して…という作業に追われていませんか?月初にも同じような帳票をまた一から作り直して、気づけば毎月同じ手作業を繰り返している。そんな会社、意外と多いのではないかと思います。
もし「うちも同じような感じかも」と思ったなら、このまま読み進めてみてください。その手作業、もしかしたらツール側の設定だけで自動化できる可能性があります。
今回はそんな「帳票作成の手間」を減らせるかもしれないツール、CROWNIX(クローニックス)について調べてみたのでまとめました。
こんな悩み、心当たりありませんか?
- 基幹システムの出力機能に不満がある
標準機能で出せる帳票のレイアウトが決まっていて、「この項目だけ削りたい」「この並び順にしたい」ができない。結局Excelに貼り付けて手直し、というパターンになりがちです。 - エクスポートしたCSVから帳票を手作業で作っている
毎月・毎週、同じ手順でCSVを開いて、同じ関数を入れて、同じフォーマットに整えて…という単純作業を繰り返している。担当者が変わるたびに引き継ぎが大変、というケースも多いのではないでしょうか。 - クラウドシステムと連携させたい
基幹システムはオンプレミスのまま、クラウド上の別システムとデータをやり取りしたいけれど、どう繋げばいいのかわからない。システム部門に相談しても「大掛かりな改修が必要」と言われて諦めてしまった、という声もありそうです。
こういった課題感を持つ企業向けに開発されているのが、日本エムツーソフト株式会社が提供する帳票ツール「CROWNIX」のようです。
📋 CROWNIXとは
プログラミング知識がなくても、MS Officeのような感覚で帳票デザインができる帳票基盤ツール。CSV・XML・JSON、JDBC・ADOなど複数のデータソースに接続でき、既存の業務システムと組み合わせて使えます。
CSVからの手作業、そのまま解決できるかも
CROWNIXは独自のデータベースを持たない設計になっていて、業務システムやローカル環境にあるデータをそのまま使ってレポートを生成できる仕組みのようです。CSV・XML・JSON接続に対応しているので、「エクスポートしたCSVを毎回加工して帳票にしている」という作業を、そのままツール側の設定で自動化できる可能性がありそうです。
データの取得方法も複数用意されているようで、
- データベースに直接つなぐ「JDBC / ADO接続」
- ファイルをそのまま読み込む「CSV / XML / JSON接続」
- 外部プログラムからデータを送り込む「プッシュ型データ連携」
という形で、今のシステム構成に合わせて接続方法を選べるようです。「CSVしか出せないシステムだから諦めていた」という場合でも、ファイル接続の設定だけで帳票側に反映できる可能性がありそうです。
さらに、単に決まったフォーマットの帳票を出すだけでなく、期間や部門などの条件をエンドユーザー自身が選んで表示範囲を切り替えられる「動的レポート」機能もあるようです。集計データから該当明細をワンクリックで表示する、といった使い方もできるようで、「毎回条件を変えて出し直す」という手間自体を減らせる設計になっているみたいです。
複数のデータソースに接続できる点も特徴で、外部システムとの連携のために新たにシステムを組み直す必要がない、という設計思想みたいです。
コスパの良さの理由は「ライセンス体系」にありそう
気になるコスト面ですが、CROWNIXはサーバーモジュールと帳票デザインツールにのみライセンス契約が発生する仕組みで、帳票の生成・出力を行う専用クライアントはライセンスフリーで使えるとのことです。
つまり、使う人の数が増えてもクライアント側のコストが増えない、というライセンス体系になっているようです。一般的なツールだと「利用者が増えるほどライセンス費用もかさむ」というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、CROWNIXの場合は帳票を閲覧・出力するだけのユーザーが何人増えても、追加コストを気にしなくていい、という考え方みたいです。
これは例えば、
- 本社では数人だけが帳票を設計して、全国の店舗・拠点の担当者はその帳票を出力するだけ、という使い方
- 部署をまたいで少しずつ利用者を増やしていきたい、という段階的な展開
といったケースと相性が良さそうです。設計する人と出力する人が分かれている組織ほど、恩恵を感じやすい仕組みなのかもしれません。
また、大企業だけでなく、中堅企業の一部署利用や中小企業のサブシステムまで、幅広い規模で使われているようです。これも、必要な範囲だけライセンスを持てば良いという体系だからこそ、会社の規模に合わせて導入しやすいのかもしれません。
結果として、「大企業から中小企業のサブシステムまで幅広く使われている」と言われる理由の一つになっているのだと思います。
帳票デザインはMS Office感覚で作れる
多くの人が慣れ親しんだMS Office風のインターフェースで帳票が設計できるようになっていて、プログラミングの知識がなくても、見出しやページ番号の挿入、テンプレートの複製などが直感的にできる作りみたいです。
集計や条件分岐といった処理も、複雑なプログラミングをしなくても独自の関数で組めるようになっているようで、「ここの合計を出したい」「この条件のときだけ表示したい」といった細かい要望にも、現場の担当者自身で対応できる可能性がありそうです。
例えば、「請求書のフォーマットを少し変えたい」「新しく部門コードの列を追加したい」といった修正のたびに、いちいちエンジニアに依頼してスケジュールを調整して…というやり取りが発生しがちですが、CROWNIXならそうした軽微な修正は現場側で完結できるようになるかもしれません。テンプレートの複製も簡単なようなので、似たフォーマットの帳票を量産したいときにも手間がかかりにくそうです。
エンジニアだけでなく、現場の担当者が自分で帳票を修正できる、という運用もしやすそうですね。結果として、エンジニア側は本来の開発業務に集中でき、現場側もちょっとした修正のたびに待たされることがなくなる、という双方にとってのメリットが生まれそうです。
幅広い業種で導入されているみたいです
専門商社、金融機関、物流、宿泊業など、業種を問わず導入事例が紹介されていました。いくつか具体的に見てみると、
- 専門商社では、現場での帳票作成・出力業務が大幅に効率化されたケース
- 信用金庫では、導入コストのリーズナブルさが決め手となり全店舗で採用されたケース
- 物流業では、国内の物流センター管理を統合し、貨物配置の最適化につなげたケース
- 宿泊業では、それまで営業部門で使っていた別のBIツールから乗り換えたケース
というように、業種によって導入の目的や決め手はさまざまなようです。基幹システムとの連携や、COBOLのようなレガシーシステムからの脱却を目的に導入されているケースもあるようで、既存システムを大きく変えずに帳票まわりだけ効率化したい、というニーズに合っているツールなのかもしれません。
「うちの業種でも使えるのかな」と気になった方は、公式サイトの導入事例ページで近い業種の事例を探してみると、イメージがつかみやすいかもしれません。
帳票作成の「毎月の手間」、見直すきっかけになるかも
ここまで見てきたポイントを整理すると、
- CSV・XML・JSONなど複数のデータ形式にそのまま対応できる
- クライアントがライセンスフリーなので、利用者が増えてもコストを気にしにくい
- MS Office感覚で操作できるので、現場担当者でも軽微な修正なら自分で対応できる
- 業種を問わず、既存システムを大きく変えずに導入されているケースが多い
という点が、CROWNIXの特徴として見えてきました。
冒頭でお話しした「月末になるとCSVを整えて帳票を作り直す」という作業、もしかしたらそれは会社の仕組みの問題ではなく、単に今のシステムに帳票専用のツールが組み込まれていないだけ、ということもあるかもしれません。
毎月同じ手作業を繰り返しているなと感じている方は、一度CROWNIXのようなツールで解決できないか、調べてみる価値はありそうです。
気になった方は、公式サイトで製品説明・導入相談を受け付けているようなので、一度相談してみるのも良さそうです。
